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日本の伝統文化を未来へ残したい

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お歳暮の由来

お歳暮とは文字通り年の暮れのことを意味します。昔は、歳暮の礼といって新年に先祖の霊を迎えるために必要な供物を、嫁いだり分家した人が本家や親元に持って行く行事でした。

その後、日ごろお世話になっている人に感謝するなど、歳暮まわりと呼ばれる年中行事が行われるようになり、それが転じて、今日ではお世話になった人に一年の感謝の気持ちを込めて年末に贈る、贈り物を指す言葉となったのです。

お歳暮に贈るものは、もともとは祖先の魂にささげる供物でしたが、やがて生きている祖先である両親への贈りものという習慣に変化し、やがてはお世話になった人への贈りものとなっていきました。

 このような習慣が一般化したのは江戸時代になってからといわれます。

 江戸時代には掛け売りがほとんどで、盆と暮れに決済を行うのが習わしになっていましたが、暮れの一回決済という場合もありました。そのため、一年間の親交を感謝する意味から、得意先や親せき、知人、お世話になった人などには、贈答を盛んに行っていたようです。

 お歳暮には水引やのしをかけます。水引は一見、無駄に見えるようですが、日本には古代から魂を結びいれるという結びの信仰がありました。結ぶことによって魂が宿り、これをつけて贈られたものは単なる物品ではなくなるのです。

お歳暮にお茶を贈る習慣は、実は一般にお歳暮が習慣化されるよりはるか前に確立していた!?

 お茶はもともと、僧侶が修行の時に好んで飲んでいたもので、寺院の敷地で栽培されていたものも多かった。正月にお茶を飲む習慣が出来たのは、天暦5年(951)、京都・六波羅蜜寺の空也上人が、都に蔓延する悪疫退散を願い、自ら刻んだ十一面観音像を車に安置して市中を引き歩きました。その際、仏前に献じた小梅干と結び昆布を入れた薬茶を病人に授けながら、念仏を唱えたところ、ついに悪疫は退散。これにあやかろうと、時の村上天皇が元旦に服されるようになり、(天皇が服する茶)皇服茶(王服茶)の名がつきました。庶民にとっては幸福をもたらすことから、「大福」の文字が当てられ、縁起の良いお茶として、お正月に飲まれるようになったのです。

以来、元旦にお茶を飲むという習慣が出来たので、当時は12月に檀家さんが寺に茶を納めるという風習があったそうです。一説によるとこれがお歳暮の起源という説もございます。

ですから、良い元旦を迎えていただくために、お茶をお歳暮に贈るという習慣になったと言われます。お歳暮が習慣化されるはるか前から、12月にはお茶を贈るということが習慣化されていたようです。

ここにもしきたりがあり、目下のものが目上のものに贈るというルールがあったそうですが、現在ではあまり気にされてないようです。

2011-11-09 14:42:00

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熊本の結納


結納は「結わいもの」が語源といわれ、両家が新しく縁結びをすることを祝って会食するときの酒肴や、
その際の縁起もの、持参品を男性側から女性側に贈ることを意味していました。
最近は簡略化される傾向にありますが、二人の婚約を両家が認め、同時に周囲の人たちに
その婚約が公のものと見なされる大切な儀式には変わりありません。
熊本では比較伝統的な形式が重んじられることが多いのできちんと理解しておきたいものです。



 



 
お茶のこと。中国では不老不死の飲み物として珍重されていた。茶の木は植え替えがきかないことから、「婚家に根を張るように」とか「婚家の家風に良く染まるように」との意味がある。


 
白地の扇子のこと。純潔無垢の意味と末広がりで家が栄えるとの意味。


 
酒を入れる樽のこと。「家内来る」の意味があり、家の中に喜びが多く止まるようにと清酒二本と樽一本を添える。


 
月収の三ヵ月分くらいが相場とされている。


 
雌雄一対の生鯛。結納を取り交わした後、会食でふるまわれる。
 
①~④、芽出鯛が熊本5品目


 
麻糸を束ねたもので、「共に白髪になるまで仲むつまじく添い遂げるように」という意味。


 
婚約指輪


 
老夫婦をたかどった一対の人形飾り。白髪になるまで末永く連れ添うようにという意味。


 
アワビを干して長くのばしたもの。「長くのばす」は延命に通じ、長生不死の薬といわれ、長生きの象徴。


 
結納品を箇条書きにしたもの。


 
結納品を箇条書きにしたもの。


 

※上記は熊本で従来とりかわされているものが地域によって若干品目が異なることがあります。



熊本地方では結納がおさめられると、お茶が入ったといいます。
茶の木は二度目からは移植しても根付かず、貞女は二夫にまみえずとの教えに通じるところがございます。
又、茶は染める働きがあるため婚家の家風に早く染まる様に、そして茶の木のようにどんな環境にもめげず力強く暮らしていける様にとの願いがこめられているのだと伝えられています。


  結納品を上座に飾り、床の間から右側の上座から男性側の本人、父、母。同じく左側に女性側が座り、双方が向かい合う下座の右が仲人、左側が夫人。
 


1.仲人の口上「本日はお日柄もよく、誠におめでとうございます。このたびお嬢様とめでたく縁談が相ととのい、本日は誠に吉日でございますのでご婚約のしるしとして、ご結納の品々を納めさせていただきます」
2.仲人夫人は立って、床の間まで進んですわり、男性側が用意した目録をささげ持つようにして立ち上がり、女性の前に進んで座り、差し出します。仲人夫人の口上「お改めのうえ幾久しくご受納くださいませ」。
3.女性「ありがとうございます。幾久しくお受けします」と述べ、目録に目を通す。
4.目録は父親、母親の順に目を通し、見終わったら包みなおして左脇へ置く。
5.女性「受書でございます。先様へお取り次ぎをお願いいたします」と言って受書を仲人夫人へ渡す。
6.仲人夫人「確かにお預かりしました」と言って、男性へ渡す。仲人夫人の口上「どうぞお納めください」。
7.男性「ありがとうございます。確かに納めさせていただきます」と述べて受書を受け取り、目を通す。両親に目を通してもらった後、包みなおして右脇に置く。女性側、仲人妻へ一礼する。
8.仲人「滞りなく結納を納められましてお二人のご婚約相整いました。誠におめでとうございます」の挨拶で結納式を終える。
9.男性側、女性側の父親は、仲人に「本日は御世話になり、ありがとうございました」とお礼を述べる。その後、桜湯を飲みながら祝い膳を囲む。


 

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