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結納は「結わいもの」が語源といわれ、両家が新しく縁結びをすることを祝って会食するときの酒肴や、 その際の縁起もの、持参品を男性側から女性側に贈ることを意味していました。 最近は簡略化される傾向にありますが、二人の婚約を両家が認め、同時に周囲の人たちに その婚約が公のものと見なされる大切な儀式には変わりありません。 熊本では比較伝統的な形式が重んじられることが多いのできちんと理解しておきたいものです。
※上記は熊本で従来とりかわされているものが地域によって若干品目が異なることがあります。 熊本地方では結納がおさめられると、お茶が入ったといいます。 茶の木は二度目からは移植しても根付かず、貞女は二夫にまみえずとの教えに通じるところがございます。 又、茶は染める働きがあるため婚家の家風に早く染まる様に、そして茶の木のようにどんな環境にもめげず力強く暮らしていける様にとの願いがこめられているのだと伝えられています。
1.仲人の口上「本日はお日柄もよく、誠におめでとうございます。このたびお嬢様とめでたく縁談が相ととのい、本日は誠に吉日でございますのでご婚約のしるしとして、ご結納の品々を納めさせていただきます」 2.仲人夫人は立って、床の間まで進んですわり、男性側が用意した目録をささげ持つようにして立ち上がり、女性の前に進んで座り、差し出します。仲人夫人の口上「お改めのうえ幾久しくご受納くださいませ」。 3.女性「ありがとうございます。幾久しくお受けします」と述べ、目録に目を通す。 4.目録は父親、母親の順に目を通し、見終わったら包みなおして左脇へ置く。 5.女性「受書でございます。先様へお取り次ぎをお願いいたします」と言って受書を仲人夫人へ渡す。 6.仲人夫人「確かにお預かりしました」と言って、男性へ渡す。仲人夫人の口上「どうぞお納めください」。 7.男性「ありがとうございます。確かに納めさせていただきます」と述べて受書を受け取り、目を通す。両親に目を通してもらった後、包みなおして右脇に置く。女性側、仲人妻へ一礼する。 8.仲人「滞りなく結納を納められましてお二人のご婚約相整いました。誠におめでとうございます」の挨拶で結納式を終える。 9.男性側、女性側の父親は、仲人に「本日は御世話になり、ありがとうございました」とお礼を述べる。その後、桜湯を飲みながら祝い膳を囲む。
日本の伝統文化を未来へ残したい