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お茶の味が変わる10の原則

 
お茶の味が変わる10の原則
日本茶の奥深さ……美味しいか美味しくないか決定付ける10の原則
 
1 水が変われば味変わる
水によってお茶の味は大変違ってきます。
カルキ臭のある水と天然水でもお茶の味が変わるのは経験した方も多いでしょう。
一般に、お茶は硬水より軟水の方が適しています。
さらに美味しく飲むためには、産地のお茶を産地の水で飲むのが一番美味しいと言われています。
PHは中性から弱アルカリ性のものがよく、イオン水であれば尚、良いと感じます。
 
2 温度違えば味変わる
同じお茶でも、お湯の温度が違ってくれば味は変わります。
一般に90度以上で、お茶の苦渋味成分が溶け出します。
90度以上のお湯で抽出すれば、上級茶ほど苦渋味が出てきます。
上級茶は80度前後で抽出したほうが美味しく飲めます。
番茶やほうじ茶などは沸騰したお湯でさっと入れると香りが高く美味しく頂けます。
お店の人にこのお茶は何度くらいで入れたほうが良いか訪ねるのが賢明でしょう。
 
3 茶葉の量違えば味変わる
当たり前のことですが、茶葉の量は味に大きく影響します。
濃いお茶が好きな方は多めに、薄いお茶が好きな方は少なめに茶葉は入れて下さい。
お茶により、その量は変わってきます。お茶は嗜好品ですからお好みの量を見つけて下さい。
お湯の温度とも関連してきますが、温度が高い時は少なめに、低い時は多めに茶葉を入れても良いでしょう。
 
4 保管の仕方で味変わる
お茶は保管の仕方を間違えると、熟成と酸化が急激に進み、本来の味を損なってきます。
長期間保管する場合は、冷凍庫が一番です。
その時は、真空パックになっている物か、窒素充填された物が好ましいです。
一旦開封すれば、早めに飲みきってもらうのが一番ですが、普段は冷蔵庫や冷暗所に保管しておくのが良いでしょう。
(↑開封したものや、飲もうとしているもの)
箪笥や戸棚の上等、部屋の中で高温になるところは絶対に避けて下さい。
お茶は、空気・水・光線・温度に非常に影響を受けます。
缶に詰め替えた場合でも、冷暗所に保管し、空気に茶葉がなるべくふれないように配慮されると良いでしょう。
 
5 茶器によって味変わる
急須の種類にもよりますが、茶器で味が変わります。
お茶を美味しく飲むためには、急須の中でお茶が踊る(注ぐお湯で急須の中を茶葉が舞う状態)様にしてあげるのが肝心です。
底網や中網などは上級茶には不向きと思われます。
お茶によって急須を変える細やかさが出来れば良いのですが、そうでない場合、はじめからお茶が美味しく飲める急須を選ぶ事が大事です。
急須はいつもきれいですか?茶渋が残った急須でお茶を入れると味が酸化したようになり美味しく飲めません。
1週間に1回は急須の茶渋を取りましょう。
 
6 季節が変われば味変わる
4月の中旬から新茶が出始めますが、季節ごとにお茶の味は変化していきます。
お茶は農作物ですから、自然の摂理にはあらがえません。
新茶の頃、薫り高いお茶は、日々熟成が始まってきます。
香りは薄れていき、その替わり味わいが濃くなってきます。
全ては熟成という過程が生み出すもので、同じお茶でも季節ごとに茶の味が変化します。
その変化を楽しんでいただきたいと思います。
 
7 年が変われば味変わる
お茶は農作物です。
毎年同じお茶というのは出来上がりません。
お茶はその年の気候風土に多大に影響され、相場などによっても品質と価格というのは変動します。
味がなるべく変化しない様、絶え間なく努力しておりますが、味の変化は多少ございます。
むしろ、その年の味を楽しんで頂き、毎年の愉しみにして頂ければお茶の味わい方も深くなっていくのではないでしょうか。
 
8 品種によって味変わる
お茶の品種は60種類以上有り、毎年研究開発が進められどんどん品種は増えていっております。
その中でも、日本の茶園面積の約85%を占める「やぶきた」という品種は日本のお茶の代名詞になっています。
しかし、現在では様々な特徴を持った品種のお茶が市場に出回っています。
産地は同じでも、品種によってお茶の特徴も変化します。
各専門店では、品種にあった製造方法・ブレンド技術で、 独自に商品化されています。
同じ品種が全て同じ味と言うわけではありませんが味の違いは品種の違いによっても生じることを知っておいて下さい。
 
9 作り手が変われば味変わる
お茶は産地で味が変わるはずはありません。
むしろ、生産者によって味が違います。同じ産地でも、名人がつくったお茶とそうでないお茶の味は全く違います。
一方、生産農家からお茶を仕入れて販売する茶舗によっても味は変化します。
お茶は、作り手の嗜好性で味が変化します。同じ1,000円のお茶でも茶舗によって味が違うのは当然のことです。
従って皆様のお茶選びの基本は、「産地」ではなく「茶舗」が正解なのです。
自分の嗜好性に合った「茶舗」を選べば、どの産地のお茶でも美味しく感じることが出来るでしょう。
 
10 入れ手の気持ち一つで味変わる
お茶を入れる時どんな気持ちでお茶を入れていますか?
「美味しく飲んでもらおう、飲もう」という気持ちでお茶をいれていますか?
お茶をいれる時、不思議と「美味しく飲んでもらおう」という気持ちがお茶に伝わると、
こんなにも美味しくなるのかと感じます。
科学的な根拠は全くありませんが、お茶を飲む時には、入れ手の気持ちが伝わる雰囲気を大事にしたいものです。
愛情のこもったお茶は、心まで和ませてくれます。