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粉末緑茶って

粉末緑茶って

粉末緑茶って最近商品化が相次いでいるのは、便利のためか、健康のためか?

最近は、粉末の緑茶の人気が出てきた。

粉末のお茶は、溶けにくい、味がないなどの問題点もあるのだが、溶けやすい加工をして販売すれば、問題ない。
そもそも、日本では鎌倉時代に栄西が抹茶(粉末茶)を持ち込み、抹茶文化が醸成されていくのだが、健康を考えると、お茶の成分が丸ごととれる抹茶による喫茶は不老長寿にあこがれる当時の日本人にベストマッチだったに違いない。

それが江戸時代に煎茶が誕生し、急須に入れてからお茶を飲むようになった。
抹茶は武家の文化、煎茶は庶民の文化のごとく、茶筅で高い抹茶盌にシャカシャカして飲むよりは、急須にお茶の葉をいれてお湯を注いで飲むのが簡単便利、楽だったのかもしれない。

いまの世の中、急須にお茶の葉をいれて、お湯を注いで飲むのは面倒くさい作業になってしまったようだ。

粉末緑茶は、お湯を入れるだけで溶けて飲める緑茶として誕生した。

栄養面でいうと粉末で飲むと栄養価の100%取り込むことが出来る。煎茶はお湯に溶け出す分、約30%が取り込める。

健康を考えると、粉末緑茶に軍配が上がるのだけれど、茶本来のうまさは急須で淹れたお茶にはかなわない。

おいしさをとるか、健康をとるか、どっちもとるか、おそらく急須でお茶を完璧に淹れる人は少ないだろう。

近い将来、急須でお茶を淹れる人は珍しい人かもしれない。茶筅で抹茶を嗜む現代の茶道人口ぐらいになるのか・・・・

おいしいものは手間が大切なのだが、やはり便利に突き進む昨今、手間をかける価値がある茶業界にならなければいけないですね。

3.11に無常を感じながら、便利さに突き進む我々を憂う。

 

2019-03-11 14:15:54

チャガールにもたれながら!(おっちゃんのブログ)   |  コメント(0)

 

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