新型コロナウイルスに対する予防効果を標ぼうする商品 等の表示に関する改善要請等及び一般消費者等への注意 喚起について(第2報)
が消費者庁から発表されている。
コロナウイルスに関連して虚偽の情報などにだまされないようにするためだ。
いろんな商品があった中で、緑茶カテキンを標榜して・・・という項目があった。その部分を抜粋してみるとこうだ。
①新型コロナウイルス対策、ポリフェノールとカテキンを配合した青汁
②緑茶カテキンの抗コロナウイルス作用、玉葱の辛味成分アリシンがウイルスを撃退
③緑茶に含まれるカテキン類が新型コロナウイルスに効果的
①「対策」にという言葉がだめでしょう。ポリフェノールとカテキンを配合・・・・カテキンもポリフェノールなのに意味わからん
②緑茶カテキンの抗コロナウイルス作用→抗コロナウイルス作用というものはない。だから間違い。アリシンは玉ねぎだけの辛み成分ではない。限定している段階でおかしい。ウイルス撃退ってそもそもおかしい表現。
③効果的という言葉がだめでしょう。
効果とか撃退とか駆逐したり治るを連想させる表現は食品である以上、言ってはいけません。
ただ、この現状を見るにつけ、我々茶業者は「茶の力」を信じて、予防法のひとつとして提案するものであり、効果性をうたっているものではないというのが実情です。スタンスといってもいい。
我が家の商品ではなく、日本茶(特に緑茶)がよいのです。全国の専門店で美味しい日本茶を購入してください。
信じない方がいることも事実でしょう。あくまで予防法ですから実践するかしないかは本人次第ですから。
ただ、カテキンがすごいと言ってるのではなくて、我々も相当詳しく勉強します。論文データでカテキンがSARSウイルスの特効薬の原料として選ばれていたことやインドの医科大の論文、医学博士の書籍などを頼りにカテキンの機能性を信じて、食品としての予防を伝え続けたいと思っています。
何も根拠が示されない中で、どのような予防を行うかは個人の自由で、消費者庁の示す明らかな虚偽は大いに参考にすべきことだと思います。
運動前のストレッチですら、今はしないほうがいいが常識ですが、運動前に怪我の予防でストレッチがんがんやってた時もありました。それと同じで、将来的にどうなるかわかりませんが、コロナ予防に新茶!私は自分自身で信じて飲み続けますよ。
体調が悪くなったら、「とりあえず茶飲んどけ」は日本人の知恵ですからね。
2020-04-19 21:34:36
チャガールにもたれながら!(おっちゃんのブログ)
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