全国製茶品評会のお茶
毎年秋口に、全国製茶品評会入札販売会が全国の主要茶生産県で開催される。2020年は鹿児島県
九州で開催されると、九州各県、とりわけ開催県はめちゃくちゃ生産者に発破をかけて頑張らせるのである。
根こそぎ上位入賞を狙うためである。
審査の基準は、「製造技術」を審査するために、私たち茶商の意見と多少の食い違いがありまして、自分の思っているお茶と順位は必ずしも一致するものではないのです。
しかしながら、このお茶を作るために農家は「良い畑」の茶葉でお茶を作ります。間違いなく良い畑です。その1点において間違いなく美味しいお茶が出来る条件は満たしています。
あとは製造技術の問題
ここに審査員と茶商である我々には意見の相違が生まれます。
でも、品評会の茶の入札販売会では、そのお茶を飲むことが出来ません。見た目で判断するしかないのです。
人間も同じですが、見た目に騙されてはいけない。順位は関係なく、本当に素晴らしいお茶を見つけることが、茶商の眼力なんですね。
自分好みのお茶が見つかったら、そのお茶に札をいれます。入札単価を書きます。そこで全国の茶商より誰よりもそのお茶を高く評価した茶商に落札されます。
ここまでくると「運」ですね。
でも、今年は鹿児島県のお茶、宮崎県のお茶、そして我が故郷 熊本県のお茶、九州全体のお茶がすこぶる良品に恵まれ、堀野園にも全国製茶品評会「蒸し製玉緑茶」一等のお茶をはじめ、「深蒸し煎茶」「釜炒り製玉緑茶」 狙った通りのお茶を入手できました。
これからこれから販売していきますが、とても驚きました。これはすごい。近年まれにみる特殊なお茶です。味わってもらわないとわからないですね。
とにかく、うまいを通り越して、有難いのです。もうすぐ皆様へ販売できると思います。お茶好きさんに飲んでもらいたいな。
2020-10-17 10:51:54
チャガールにもたれながら!(おっちゃんのブログ)
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