飲み物を「緑茶」に変えるだけで…こんなにトク!ダイエットになる選び方
女子SPA!
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茶カテキンで、ダイエットできるのか?
ダイエットをサポートしてくれる健康食材は多々ありますが、手軽に実践しやすいものの一つに、「緑茶」があります。これは、緑茶に含まれる「カテキン」によるもので、カテキンを高含有したものや、選りすぐりのカテキンを使用したトクホ飲料が登場するなど、魅力的な商品が続々と登場しています。もし本当にダイエット効果が期待できれば、賢く緑茶選びをしていきたいところです!
そこで今回は、ダイエットや美容を考えた「緑茶の上手な活用術」をご紹介したいと思います。
◆そもそもカテキンはすごかった!その健康効果とは?
そもそもカテキンとは、昔から総称して「タンニン」と呼ばれてきたお茶の“渋み”成分で、健康によいとされる成分「ポリフェノール」の一種のこと。カテキンに関する研究が進み、これまでに様々な健康効果が報告されています。
・抗酸化作用(アンチエイジング)
・抗ウイルス作用
・抗ガン作用
・コレステロールを下げる作用
・脂肪の吸収を抑える作用
・血糖の上昇を抑える作用
・殺菌作用・抗菌作用
・虫歯・口臭予防
※詳しくは以下をご参照ください。
・日本カテキン学会
・cha museum(市川園)
・茶カテキンに関する論文(花王)
ここでは作用・効果についての詳しい話は省略し、「茶カテキンを継続的に難なく摂取していくためのコツ・ポイント」をまとめてみようと思います。
◆ダイエットを考えた緑茶の活用術4つ
(1)定番ドリンクは「粉末茶」、「濃緑茶」にせよ
カテキンの総合力をゆるーく期待するのも良いですが、真剣に“ダイエット対策”として考えるのであれば、「カテキン摂取量」は重要なポイント。
花王の研究によれば、体脂肪を減らすために有効なカテキン量は、「1日540mg」。これを継続的に摂取しやすいのは、茶葉をまるごとすりつぶした「粉末茶」か、カテキン豊富な茶葉を高温抽出した「濃い緑茶」。
前者であれば、保温マグなどに入れて持ち歩くのがオススメ。後者であれば、ペットボトルのケース買いが手っ取り早いそう。とにかく「緑茶=マイ定番ドリンク」にすることがスタートでしょう。
※とはいっても、飲み過ぎには要注意!⇒参考情報(花王HPより)
(2)さらなるダイエット強化であれば、「ガレート型」
カテキンは大きく分けて2タイプあり、「ガレート型」と「遊離型」に分類されます。ガレート型には強い渋みがあり、脂肪の吸収を抑えたり、血中コレステロールを減らすなどの健康効果が高いことが報告されています。このガレート型カテキンに特化した緑茶関連商品が、トクホ飲料やサプリメントとして登場していますから、賢く指名買いするのもアリでしょう。
※ガレート型カテキンについて(伊藤園HPより)
(3)「食事と一緒」を意識する
トクホ飲料の緑茶については、製品に記載されている「摂取方法」をよく確認することが重要です。脂肪の代謝を促進するものは、基本的にはいつ飲んでもよいようですが、上記のガレート型に期待される効果を狙うのであれば、「食事と一緒」が効果的とのこと。
※ヘルシア緑茶Q&A(花王)
※2つの働きカテキン緑茶 よくある質問(伊藤園)
(4)グリーンスムージーに「抹茶」を入れておいしくする
その他のアイディアとしては、高いデトックス効果で親しまれている「グリーンスムージー(ケール・ほうれん草などを使用した果物不使用タイプ)」に抹茶粉を加えて味わうというもの。
これは海外でもスピルリナやクロレラなどと並んだ選択肢になっています。これはおいしさの点からも有用で、抹茶が持つテアニン(旨味成分)が渋みをやわらげて、青臭い健康ドリンクをおいしく調整する効果が期待できます。
さあ、まずはできるところから、緑茶習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか!?
<TEXT,PHOTO/スギアカツキ>
【スギ アカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、独自で長寿食・健康食を研究し、各メディアで活躍中。@akatsukinohana

2018-12-30 09:27:59
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