名人茶師の深蒸し煎茶
絶妙な加減で深蒸しにする技術は非常に難しいのです。
茶の葉をただ蒸せばいいといいいというものではありません。肥料の効いていない茶園のお茶は、深蒸し製法をすると色が赤茶色に変わります。葉が蒸気に耐えられないからです。私たちがお茶を入札し、お茶を選び抜くということは、「茶園の見極め」、「製品の見極め」という作業です。
農家のお茶のなかでも最上位クラスのものを見極めることはその商品の品質を左右します。
農家のお茶は毎年同じ品質であることはありえません。毎年、味も風味も変わります。それはお茶が農産物である以上、天気の影響を受けるからです。
そのような状況の中で、同じ品質以上の商品を探し出さなくてはなりません。
初薫(はつかおり)とは当店が今年の深蒸しの初造りの中で、最も芽の匂いが素晴らしい品質のものを選び抜いた商品です。
非常に柔らかな希少性のある商品でございます。温めのお湯で淹れてくださいませ。