新茶になりました。
鹿児島知覧より原料である荒茶を入荷し、当店で仕上げました。
深むし煎茶芳薫（ほうくん）
いよいよ鹿児島県でも旬真っ盛りの新茶が出来始めました。水色も鮮やかな鮮緑となり、旨味、甘さも絶好調な感じです。このクラスでは、水色の違いが品質に大きく影響します。旬な時期だからこそ最上級の新茶を味わって頂きたいですね。
深むし造りならではのおいしさ
深むし茶とは、通常よりも長い時間蒸すことによって、茶本来の甘さを引き出す製造方法です。悪い茶園の葉はこの蒸す時間に耐えられないので色が落ちます。緑というより黄色になってきます。色が鮮やかに出るということが良い畑の証明でもあるわけです。深むし茶の上級品を作ることが出来る生産者は限られます。高い技術力と茶園管理や製造経験がないと良いお茶は出来ません。
厳選された原料を仕上げる技術
私たち茶舗では、新茶の原料を仕上加工致します。実はこの過程でお茶の味わいが決まります。産地ではお茶の味は実は決まりません。産地ブランドはスーパーマーケットの売り方でしかないのです。茶道の世界でも聞くのは「お詰め元」つまり茶舗を聞きます。茶舗ごとに仕上げ技術が異なり、最終的な味と香りの決めます。
料理と同じです。シェフが素材をどう調理するかで味わいは決まります。堀野園の新茶の味をご賞味くださいませ。
