7つの原料にはそれぞれ効果効能があります。
健康茶は、掛け合わせることで単独の効果よりも、より一層の効果を上げることが可能です。古来より単独のお茶よりもブレンドしてきたのには理由があります。単独で飲まれるのは茶の樹から出来たお茶くらいではないでしょうか。
プーアル茶の効能
原料 |
緑茶を黒麹菌によって発酵させたもの |
原料の主な産地 |
中国 |
カフェイン |
カフェイン入り |
主な成分 |
リパーゼ、タンニン、重合カテキン、鉄、必須アミノ酸 |
作用 |
抗酸化作用、脂肪吸収抑制作用、脂肪分解作用 |
発酵中に生成されるリパーゼが、脂肪を燃焼させる
リパーゼは、麹カビによって発酵させる段階で発生する成分。
この成分は脂肪分解酵素であり、体内で余分な脂肪をエネルギーに変える働きをします。
脂肪を燃やし、カラダを動かすパワーと作りだすのです。
また、余分なコレステロールや糖質を排出する作用もあるため、糖尿病予防効果も期待できます。
重合カテキンが脂肪の吸収を防ぎ、リバウンドも抑える
プーアル茶の発酵の過程では、脂肪分解酵素であるリパーゼだけでなく、重合カテキンも発生します。
重合カテキンは、普通のカテキンより抗酸化作用が高く、脂肪の吸収を抑制する作用が優れているのが特徴。
さらに、体重増加のリバウンドを抑える効果もあるとされています。
そのため、プーアル茶は、高脂血症の改善やダイエット効果が緑茶よりも高いということが科学実験によっても明らかになっています。
没食子酸とロバスタチンが、血液中の脂質を排出し、痩せやすいカラダと美肌を作る
没食子酸も発酵過程で生まれる成分で、抗酸化作用と中性脂肪を減少させる作用があります。
抗酸化作用により細胞の老化を防ぐので、美肌効果や免疫力アップなどの効果もあり。
また、血中の中性脂肪を減らすことにより、ダイエットに有効である他、動脈硬化の予防にも効果を発揮します。
プーアル茶には、他のお茶には無い成分ロバスタチンが含まれていて、コレステロールを下げ、中性脂肪を減らす働きをします。
血液成分が改善することで、内臓脂肪の蓄積を防ぐことができます。
重合カテキン、没食子酸、ロバスタチンなど、脂肪の吸収を妨げる働きをする成分がたくさん含まれているプーアル茶は、やはりダイエットに最適なお茶であると言えます。
必須アミノ酸と鉄分が、細胞の代謝を活発にしてエネルギー消費を増やす
プーアル茶に含まれる必須アミノ酸は、脂肪分解酵素リパーゼを活性化し、その働きをサポートする成分。
また、プーアル茶には鉄分も含まれていて、他の成分との相互作用によってエネルギー代謝を高める働きをします。
杜仲茶の効能
原料 |
杜仲の葉 |
原料の主な産地 |
中国、日本 |
カフェイン |
ノンカフェイン |
主な成分 |
ゲニポシド酸、アスペルロシド、アディポネクチン、ジグルコサイド、ピノレジノール、鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、ビタミンC、アルカロイド、ペクチン、タンニン |
作用 |
血圧低下、脂肪蓄積抑制、利尿 |
ゲニポシド酸が血の巡りを良くして、脂肪の吸収を妨げる
杜仲茶の有効成分であるゲニポシド酸は、副交感神経に作用し、血液の流れをスムーズにすることで血圧を低下させる働きをします。
また、ゲニポシド酸は、血中脂肪や内臓脂肪の蓄積を抑制するので、肥満の予防に効果的。
さらに、膵臓に働きかけてインスリン(血糖値を下げるホルモン)の分泌を活性化させるので、糖尿病の予防や改善にも。
日本大学の研究により、杜仲茶に含まれるゲニポシド酸にはコラーゲン(細胞間質)の再生を促進し、筋肉や骨の老化予防に効果があることが明らかとなっています。
脂肪を燃やすアスペルロシドが、ダイエット効果を高める
杜仲茶には、脂肪燃焼効果のある成分アスペルロシドが含まれていて、腸の胆汁酸分泌を促進し、脂肪をエネルギーに変える作用をします。
杜仲茶を飲むとダイエットできるワケは、このアスペルロシドによる脂肪燃焼効果と、上記ゲニポシド酸の内臓脂肪蓄積を抑制する効果によるものなのです。
血液をサラサラにするアディポネクチンが、内臓脂肪を減らす
アディポネクチンという成分は、血中の中性脂肪やコレステロール値を下げる作用があるため、内臓脂肪の蓄積を防ぐ効果が期待できます。
特に、肝脂肪の蓄積を抑制するため、肝機能が向上し、動脈硬化や高血圧など成人病・生活習慣病の予防に効果を発揮すると言えます。
グッタペルカ・ジグルコサイド・ピノレジノールが、様々な疾病を予防する
利尿作用の高いグッタペルカ、ジグルコサイド、ピノレジノールといった成分は、むくみの改善、老廃物の排出効果があります。
残尿感の改善など、漢方で泌尿器系トラブルの薬としても杜仲の葉が用いられるのは、これらの成分の働きによるものです。
杜仲の葉は、ちぎるとネバネバした液体が出ます。
これはグッタペルカという成分で、ガンの原因である活性酸素を除去して血液をサラサラにする作用があるため、動脈硬化や高血圧予防に効果的。
アルカロイドとタンニンが、ふしぶしの痛みを緩和する
杜仲茶に含まれるアルカロイド化合物とタンニンは、鎮痛効果や鎮静効果があります。
ゲニポシド酸による骨や筋肉の萎縮を防ぐ働きと相まって、腰痛や関節炎、リウマチなどの痛みを緩和します。
小豆の効能
原料 |
小豆 |
原料の主な産地 |
日本 |
カフェイン |
ノンカフェイン |
主な成分 |
ポリフェノール、ビタミンB群、サポニン、カリウム、鉄、亜鉛 |
作用 |
抗酸化作用、利尿作用、解毒作用 |
美肌作りに欠かせない成分ポリフェノール
小豆茶には、抗酸化作用のあるポリフェノールが赤ワインの1.5倍も含まれています。
野菜などに含まれるポリフェノールは、調理の段階でほとんどが失われてしまいますが、小豆そのものを煮出して飲む小豆茶は、ポリフェノールが無駄に流れ出すことなく、全て摂取できるのがポイント。
ポリフェノールの大きな特徴は、細胞の老化を防ぎ、アンチエイジングに高い効果があること。
ポリフェノールの一種で、女性ホルモンを活性化させるイソフラボンも小豆に含まれていて、肌のシワやシミを改善する効果も。
若々しい美肌作りに、小豆茶は最適な飲み物なのです。
サポニン、カリウムは老廃物を排出して血液をサラサラにする
小豆茶を飲むと、小豆の皮部分に含まれる成分サポニンも効率的に摂取することができます。
サポニンは、ポリフェノールと同様に抗酸化作用に優れ、血液中の脂質が肝臓に蓄積されるのを防ぐ働きをする成分。
血液ををサラサラにするので、高血圧や動脈硬化の予防効果があるとされています。
また、ミネラルの一種であるカリウムも小豆茶に含まれています。サポニンとカリウムどちらも利尿作用が高く、体内から余分な水分や塩分を尿として排出するので、むくみの改善に効果的です。
体の再生機能に関わるビタミンB群で老化防止
小豆茶にはビタミンB群が豊富に含まれていますが、中でも大きな働きをするのがビタミンB1。
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えて、細胞を生かすのに欠かせない成分です。
さらに、中枢神経と末梢神経の働きを正常に保つ役目や、解毒作用もあり、肝臓がアルコールを分解する時にサポートとなる働き者なのです。
次に注目したいのが、ビタミンB2。
脂質と糖質の代謝を促進し、髪や皮膚、爪などを作る働きをします。
そのため、小豆茶に含まれるポリフェノールとの相乗効果で、高いアンチエイジング効果を生み出します。
体を正常に保ち、美肌作りには欠かせない成分が小豆茶には豊富に含まれているのです。
豊富な食物繊維で腸もスッキリ
小豆にはゴボウの3倍もの食物繊維が含まれていて、水溶性食物繊維も豊富なので、お茶として飲んでも、繊維質を摂取することができます。
食物繊維の大きな効能は、便秘の解消。
便秘を解消することで、体に溜まった老廃物の7割は排出できるため、最高のデトックス法です。
血を作り、体の調子を整える鉄分は元気の源
女性に不足しがちな鉄分も、小豆茶に含まれています。
鉄が不足するとめまいや貧血の原因となるので、食事でこまめに摂取したい成分ですが、食事だけで一日必要量を満たすのは、むずかしいところ。
小豆茶は、鉄分補給のサポート飲料として日々の健康に役立つはずです。
フェンネルシードの効能
原料 |
フェンネルの種子 |
原料の主な産地 |
地中海周辺原産だが、世界各国で栽培されている 中国 |
カフェイン |
ノンカフェイン |
主な成分 |
アネトール、フェンコン、α-ピネン、リモネン、ケルセチン、ビタミンC、カリウム、フラボノイド |
作用 |
抗酸化作用、抗炎症作用、抗菌作用、消臭作用、利尿作用、鎮痛作用 |
女性ホルモン類似作用のあるアネトールが、ホルモン系トラブルを解決する
フェンネルの芳香成分の1つアネトールは、女性ホルモンエストロゲンと同様の作用があります。
エストロゲンは、生活習慣の乱れやストレス、加齢などが原因で分泌が少なくなりやすく、減少してホルモンのバランスが崩れると生理不順や生理痛、あるいは更年期症状が起きてしまいます。
フェンネルティーを継続的に飲むことで、生理周期を整え、月経前後の不快な症状や更年期障害を和らげることができます。
そして、ホルモンバランスが整うことにより、女性の妊娠力を高めたり、性欲増進などの効果があるとされています。
また、アネトールには骨からカルシウムが溶けだすのを防ぐ作用や炎症を抑える作用もあり、骨粗しょう症の予防や、関節炎の緩和、正常細胞がガン化するのを防ぐ効果などもあります。
フェンコンが食物の消化を早め、口臭も消す
フェンコンも上記アネトールと同様に、フェンネルの香りを作りだしている精油成分。
フェンコンは、胃腸に作用して、消化機能を正常化する効能があり、腸でのガス発生を抑えて体外へ排出したり、食欲を抑える効果があります。
消化プロセスをスピードアップするので、腸のぜんどう運動が活発になり、便秘を解消。
胃腸の働きが良くなることで消化が促進されるので、下痢になることはなく、食べ物の栄養成分は確実に吸収されます。
フェンネルティーは過食を防ぎ、腸をスッキリさせるので、ダイエットにも適しているということです。
インドでは食後にフェンネルの種子を噛む習慣がありますが、これは、フェンコンによる消臭効果を期待してのもの。
フェンネルは、食事の消化だけでなく、食後の息のニオイも消してしまうのです。
殺菌作用により、歯や歯茎を傷めることなく、口の中をスッキリ爽やかにすることができます。
α―ピネンとカリウムが要らない水分を排出し、血流を改善する
α-ピネンは、腎臓機能を高めて体内の水分量を調節します。余分な水分や老廃物を排出するので、むくみや水太りなどを解消。
カリウムも利尿作用があり、尿の量を一時的に増やすことで、過剰な水分を減らします。
体内の水分とナトリウム量が適正になることで、代謝が促進されて脂肪燃焼効果がアップ。
フェンネルティーは、カロリー消費を高める効能もあるのです。
さらに、α―ピネンとカリウムには、血液をサラサラにし、血管を広げる作用もあり、高血圧改善や動脈硬化予防などにも効果を発揮します。
心身に作用するリモネンが、ココロを安定させ、病気を防ぐ
リモネンは、神経に作用して不安感やストレスを取り除く作用や、新陳代謝を上げて血液中のコレステロールを減らす作用があります。
ストレスを感じると、だれでも胃腸の働きが悪くなりがち。
フェンネルティーは、上記フェンコンの整腸作用と、リモネンのストレスを和らげる作用により、神経性の胃腸病予防に効果的なのです。
また、コレステロール値が下がることは、肝臓に送られる脂質が減ることにつながるので、内臓脂肪の蓄積を防ぐ効果が見込めます。
ケルセチンやフラボノイド類がカラダを若々しく保ち、ガンをも防ぐ
フェンネルには、ケルセチンやフラボノイドといった抗酸化作用のある成分が多く含まれています。
抗酸化作用とは、活性酸素による細胞の酸化を防ぎ、体をサビから守る作用のこと。
これらの成分は、スーパーオキシドジムスターゼという酵素の活性を高めて、活性酸素を除去し細胞を守り、炎症を和らげます。それゆえ、老化やガンなどの病気を防ぐ効果があるのです。
グァバの効能
原料 |
グアバの葉 |
原料の主な産地 |
カリブ海沿岸、中央アメリカ、南アメリカ北部 |
カフェイン |
ノンカフェイン |
主な成分 |
タンニン、グアバ葉ポリフェノール、葉酸、コリン、ビタミンC、ビタミンA、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン |
作用 |
糖吸収抑制効果、血糖値降下作用、抗酸化作用、利尿作用、抗菌作用、発がん性物質抑制作用 |
豊富なタンニンが、口臭改善からガン予防まで幅広い効能を発揮する
グアバ茶の主成分はタンニン。その含有量は緑茶の5倍、ウーロン茶の7倍と言われています。
タンニンは活性酸素の働きを抑える抗酸化作用、殺菌・抗菌作用、利尿作用、発ガン性物質抑制作用があります。
そのため、グアバ茶にはアンチエイジング効果や、生活習慣病予防効果、細胞の発ガンを防ぐ効果などが期待できます。
また、殺菌作用によって口腔内の細菌を減らすので口臭予防効果や、腸壁の細胞が修復されて下痢止め効果もあるとされています。
腸で糖分吸収を阻害し、肌をキレイにするグアバ葉ポリフェノール
グアバの葉に含まれる成分グアバ葉ポリフェノールはケルセチンとも言い、糖の吸収をゆるやかにして、血糖値の急上昇を抑える作用があるため、糖尿病の予防や改善、ダイエット効果が期待できます。
また、グアバ葉ポリフェノールには抗酸化力があり、グアバ茶に含まれているビタミンCやビタミンAとの相乗作用によって、メラニン色素の生成を抑制する働きをします。それゆえ、アンチエイジングや美肌づくりにも効果的。
枇杷の葉の効能
原料 |
枇杷(びわ)の葉 |
原料の主な産地 |
日本、中国 |
カフェイン |
ノンカフェイン |
主な成分 |
アミグダリン、タンニン、サポニン、クエン酸、ブドウ糖、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、カルシウム、鉄、亜鉛 |
作用 |
抗ガン作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、利尿作用、抗炎症作用、鎮痛作用 |
アミグダリンがガンをやっつけて、痛みを緩和する
びわの葉に含まれているアミグダリンは、ビタミンB17とも呼ばれていて、ガン細胞を殺す作用があります。
ある研究によると、この成分は体内でガン細胞に出会うと、2つの成分に分かれてガン細胞を攻撃し、100%全滅させることが確認されたそう。
そして、アメリカの生科学者であるE・T・クレブス博士が、びわの葉からアミグダリンを抽出・結晶化することに成功し、すでにガンの治療薬として多くの国で用いられています。
びわの葉から作られるびわ茶にも、当然、アミグダリンが含まれているので、継続的に飲用することで、ガン予防が期待できます。
また、アミグダリンには抗炎症作用・鎮痛作用もあるので、神経痛や捻挫、リウマチなどの痛み緩和に効果を発揮します。
サポニンが血の巡りを良くして、アレルギーや病気を改善する
サポニンは、植物の茎や葉に多く含まれている渋み成分。
コレステロール値を下げて血液をサラサラにする作用や、老化を促進する活性酸素の生成を抑制する作用があります。
そのため、サポニンを含むびわ茶には、動脈硬化や高血圧の予防や改善、免疫力アップなどに効果的と言えます。
また、サポニンには抗アレルギー作用もあるので、アトピー皮膚炎や鼻炎などアレルギー反応を抑える効果も。
タンニンが胃腸の働きを助けて、ばい菌を殺す
びわ茶には、殺菌・消毒作用があるタンニンも含まれています。
古来からびわ茶が食あたりに効く飲み物として利用されてきたのは、このタンニンが豊富に含まれているからなのです。
さらに、この成分は抗酸化作用があり、血流促進や血圧降下などの効果があるとされています。
胃に優しいので、消化を助け、脂肪の分解にも役立ちます。
クエン酸とブドウ糖が、細胞を活性化してパワーを生み出す
クエン酸は、代謝を促進し、血流を改善するので、疲労回復や食欲増進などが見込めます。
脳のエネルギー源として知られているブドウ糖もびわ茶に含まれていて、クエン酸との相乗効果によって、疲労回復効果を高めます。
柿の葉の効能
原料 |
柿の葉 |
原料の主な産地 |
アジア |
カフェイン |
ノンカフェイン |
主な成分 |
タンニン、ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンK、カルシウム、カテキン、カリウム、ポリフェノール類 |
作用 |
血圧降下作用、抗酸化作用、利尿作用 |
ダイエットから下痢改善、血圧調整まで幅広い効能があるタンニン
柿の葉には、ポリフェノールの一種であるタンニンが豊富に含まれています。
タンニンは毛細血管を強くし、血圧を調整する作用があるため、血管保護や高血圧の改善が期待できます。
また、タンニンには収れん作用、いわゆる、腸の粘膜を保護する働きもあるため、下痢の改善にも効果的。
さらに、脂肪を分解する作用もあるので、柿の葉茶はダイエットにも適していると言えます。
タンニンの摂りすぎには注意すべき点があるので、下記の「柿の葉茶の副作用」に記載します。
熱に強い特殊なビタミンCがカラダの免疫力を高め、老化を予防する
柿の葉茶には、ビタミンCも豊富に含まれており、その量は緑茶の23倍、レモンの20倍とも言われています。
一般的にビタミンCは熱に弱い性質があるのですが、柿の葉に含まれるビタミンCは、プロビタミンCという天然成分で、熱による成分損失が少ないという特徴があり、お茶にしても効能が失われません。
そのため、柿の葉茶はウイルスによる抵抗力を高める作用があり、風邪予防や改善に効果を発揮します。
また、ビタミンCは、細胞の老化を防ぐ抗酸化力が強いため、肌の美白効果に加えてアンチエイジングにも効果的。
ルチンが血圧を下げて、血流を改善する
柿の葉茶には血圧降下作用があるルチンが含まれています。この成分は、血管を拡げて血流を促し、動脈硬化や高血圧の予防や改善に役立ちます。
クエルセチンは炎症を抑えるからアレルギー症状に効く
クエルセチンは、アレルギー抑制作用や、抗炎症作用、抗酸化作用がある成分。
花粉症などのアレルギー反応を抑える効果や、ルチンとの相乗効果による動脈硬化予防が期待できます。
ケンフェロール(アストラガリン)はアレルギー原因物質を抑制する
この成分は、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンを抑制することから、クエルセチンと同様に、花粉症や鼻炎などのアレルギー症状を改善する効果があります。
この抗ヒスタミン作用と相まって、ビタミンCを多く含む柿の葉茶は、ビタミンC不足が一因ともいわれるアトピー症状を改善する効果が高いとされています。